健全な衝突

 実生活において、自分も含め多くの人が
失った機会の一つに「健全な衝突」が挙げられると思う。


一方の「個人を守る」事を履き違えた結果
先に待つ罰則を恐れ、というよりも
その罰則が他方の個人(或いは集団)の
未来を決定づけるにクリティカル過ぎて
他方の個人(或いは集団)の活動が抑制されている。

純化すると

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイz」

失礼。


主眼は、日常に相見える色んな場面において
控え目な行動、言動が好まれ過ぎてる
ということ。

チーム(家族から仕事、修学旅行の班 等色々)で
互いに考えていることが食い違っていても
可能な限りオブラートに、お互い考えを変えなくても
済むように振舞う(衝突を避ける)。

それがべストな結果を導くなら良いが
そうでない場合でも、結果をべストにするよりも
折衷案の如き決を優先するケースが多い。


パワハラとか痴漢冤罪とかの延長なのかなと思うんだよね。


立場を誤解されると嫌だから蛇足として書き加えると
こういうのはバランスの問題なので

「給食食べるの遅い奴殴る」

は逆の方向に行き過ぎでダメね。
世の中、良い塩梅ってのは中々達成されないものですな。

優秀な集団ってのは、そういうバランスをとるのが上手いんだろうな
と、就職活動を始めてみて数週間で思った次第。

現状自分はその優秀な部類には入ってない。


文中の 罰則 は比喩です。

相手との関係の悪化 とか 法的な何か とか

ケースバイケースってことで。